かゆみや赤みなど、つらい症状を改善して、
毎日を心穏やかに過ごせるよう治療していきましょう!
お肌の悩みは、人目に触れる分、患者様のお気持ちにも深く関わってきます。気になることがございましたら、どんなことでもご相談ください。
心の通い合う温かい診療をお約束いたします。
病名と症状
乾癬(かんせん)
皮膚の免疫反応の異常により皮膚が赤みを帯びて盛り上がり、表面が白っぽくなります。
また、それがフケのようにポロポロとはがれ落ちたり、という症状があります。 原因は解明されていませんが、外用剤、紫外線治療、免疫抑制剤でかなりコントロール出来るようになっています。
白斑(はくはん)
皮膚の一部の色素が白く抜け落ちます。突然皮膚に現れ、徐々に範囲が広がってまだら状から大きな塊へとなっていきます。
皮膚組織の中で色素を作るメラニンの能力が低下して起こると言われ、他人に感染する心配はありません。
新しい紫外線治療器VTRACは有効な治療手段です。
アトピー性皮膚炎
皮膚の乾燥に、アレルゲンや外的刺激が加わり、湿疹がくり返し出現します。
乳児期には食物アレルギーが関与する事が多く、3歳以降は環境アレルゲン(ダニ、花粉、金属など)が原因となります。
最近は高齢者にも増えていると言われています。
蕁麻疹(じんましん)
膨疹と言われる皮膚の赤みと腫れを伴う皮疹が突然出現し、数時間から半日で大部分が消失します。
短期間で治癒する急性じんましんと1ヶ月以上続く慢性じんましんに区別されます
にきび
皮脂の過剰分泌と乾燥による皮膚の角質化で毛穴が詰まり、吹き出物ができます。
衣食住が密接に関わるとされており、スキンケアと共に生活習慣の改善が重要です。 ケミカルピーリングが効果があります。
いぼ
「ヒトパピローマウイルス」と呼ばれるウイルスが、傷口などから皮膚に入り込み感染します。突起状のいぼの先端部を上から見ると小さいブツブツがありますが、これは表皮のすぐ近くまで血管が来ているからです。
傷つけると出血するので注意しましょう。
水いぼとはまったく別物で、簡単には他人に感染しません。
魚の目
同じ場所が長い時間圧迫されることで、角質が厚くなり皮膚の深いところまで入り込んでしまうのが魚の目です。
中心部の固い芯が魚の目のように見えるから魚の目と言われています。
ひどくなると運動や歩行にも支障が出てきますから、早めの治療が肝心です。
水虫
白癬菌(はくせんきん)というカビが皮膚の角質層に寄生し繁殖する病気です。水虫の9割は足に見られますが、これは靴や靴下などにより菌が好む高温多湿な環境になるからです。
水虫にかかった人の皮膚から剥がれ落ちた角質に触れ、長時間洗い流されずに残った菌が何かの拍子で傷ついた皮膚から入り込んだ場合、感染します。
とびひ
虫刺されやあせも、アトピー性皮膚炎など、皮膚の保護機能が壊れた時に細菌が入り込むと、とびひになります。
水ぶくれやびらんを伴うこともあり、周囲にどんどん広がるので早めの受診が肝心です。ステロイドは効果がなく抗生剤を使って治療します。
ヘルペス
ヘルペスウィルスが皮膚や粘膜に感染して水ぶくれができます。ヘルペスウィルスは症状が治まった後も体内に潜伏し続け、風邪をひいたり疲れがたまったりして抵抗力が落ちると突然暴れ出して症状が出ます。
おなかや背中にできるのは帯状疱疹、口の周りにできるのは口唇ヘルペス、性器やお尻にできるのは性器ヘルペスです。
粉瘤
皮膚の表面から剥がれ落ちるべき垢などが、皮膚内部に溜まってできる良性の腫瘍です。見た目はにきびによく似ていますが、治療法は大きく異なります。放置すると肥大化し細菌感染を起こすこともあります。
再発防止のためには手術をする必要がありますが、そんなに怖いものではなく確実に治ります。
虫刺され
刺した虫の種類、刺された人の体質により症状は大きく異なります。子どもや高齢の方は免疫力や抵抗力が弱いため、炎症が強く出るようです。蚊やダニなどの吸血する虫、ムカデやクモなどの噛む虫、ハチなどの刺す虫に分類されますが、激しい痛みや患部の腫れなどが見られる場合は速やかに受診しましょう。
かぶれ
接触性の皮膚炎がかぶれです。皮膚に化学物質が触れた刺激で炎症を起こします。金属や漆などの植物、ゴムや薬品、毛虫など、原因は様々です。皮膚についた時は何ともなくても、後から太陽に当たって炎症が出る光アレルギー性の皮膚炎もあります。かゆみを伴う発疹を掻き壊してしまうと周囲に広がります。パッチテストで原因物質を特定して治療していきます。
金属アレルギー
日常的に同じ金属が皮膚に接触することで、引き起こされるアレルギー反応の一種。溶けだした金属イオンが体内に入ると、人の体は免疫が働き「異物」と見なします。 その後同じ金属に触れるたび(つまり一生)同じ反応が現れます。特に多いのが、ピアスや腕時計によるもの。 汗をかきやすい夏場に増加傾向にあります。
巻き爪
巻き爪とは爪がクルリとカールするように横方向に曲がってしまう症状です。足に合わない靴が原因で起こることが多く、特に足の親指の巻き爪に悩む方が多く見られます。皮膚に食い込み炎症を起こし、悪化すると歩くのがつらいほどの痛みを伴います。 手術やワイヤーを用いた処置が有効です。